お互いの宗教の尊敬を

イスラーム創始者預言者ムハンマドを「冒涜する映画」が アメリカで上映されました。こういう時こそ我々は預言者ムハンマド(彼にアッラーの平安あれ)がした行動に従うべきです。預言者ムハンマド(彼にアッラーの平安あれ)はどんな宗教の指導者であれ、侮辱したり、けなすようなことはしませんでした。そして人を殺めたり、国家に対する反乱やデモをするようなことも一切行いませんでした。それは彼が啓示後にメッカで過ごした13年間の歴史が物語っています。

言論の自由は社会を発展させるのに必要だということにはなんの疑う余地もありません。しかしこの「自由」は宗教を冒涜するべきではありません。冒涜することは、道徳的にもいけないことです。しかし私は聖クルアーンの専門家として言いますが聖クルアーンにも預言者ムハンマド(彼にアッラーの平安あれ)の教えにも、冒涜をした人々にたいして罰を科する定めは一切ありません。
聖クルアーンにはこの類の記述がたくさんあります。
「然るに、預言者が現れるたびに、彼等は之を嘲笑せり。」(43:8)
23:45、36:41、4:157
預言者ムハンマド(彼にアッラーの平安あれ)も不信者から激しい迫害を受けました。
不信者は預言者ムハンマド(彼にアッラーの平安あれ)を「狂人」(15:7、21:37、23:71)や「憑かれた男」(37:48)
聖クルアーンにも記述があるように不信者は預言者ムハンマド(彼に紙の平安あれ)を嘘つき等と罵りました。

しかし聖クルアーンにはこのような不信者達に対しても罰を加えることや攻撃をしろ等という教えは一切ありません。
預言者ムハンマド(彼にアッラーの平安あれ)の歴史をみてもいつもどんな敵であれ許していました。どんな極悪な不信者であれ罰を科すようなことは一切行いませんでした。とても慈悲深いお方でした。

私は全てのイスラーム教徒に言いたいのですが、今デモをしたり、大使館に放火をしたり、
自国で破壊的行為を行ってる人はその行動が預言者ムハンマド(彼にアッラーの平安あれ)のした行動であるのか?
絶対に違います。ですから我々は預言者ムハンマド(彼にアッラーの平安あれ)の正しい歴史を知らない人々に真の歴史を教えようではありませんか。そして「お互いの尊敬」をしようではありませんか。

アニースアハマドナデイーム

主任宣教師(日本アハマディアムスリム協会)