平和を広めるイスラーム

9.11のアメリカ同時多発テロ事件をはじめ、「イスラーム過激派」という言葉をよく耳にするようになりました。イスラームという言葉を聴いたとたんに頭に浮かんでくるのは、テロ・過激派・紛争などといった恐れを感じるようなことばかりです。

しかし、イスラームは過激な宗教でしょうか?

それは、我々がまだイスラームの教えを知らないからです。イスラームという言葉の意味は「平和」です。イスラームは「…一人を殺す者は、全人類を殺したのと同じである。…」という教えっを持っています。この平和な教えを守るイスラム教徒はなぜ罪のない人を殺せるんでしょう。

自己利益のためにする行動をイスラームの教えだと決め付けている一部の人がいるおかげで、イスラーム全体が過激であると誤解されてしまう。

イスラームという言葉の由来はとても素晴らしいのです。“平和”という意味をもつ宗教は世界の宗教史のなかで、イスラームが初めてです。

イスラームを信じる人はムスリムと呼ばれムスリムの意味は平和な心をもって、社会に平和をもたらす者です。

聖なる預言者ムハンマド(彼にアッラーの平安あれ)ムスリムという言葉の解釈を次のようにしている。

『ムスリムたる者は、自分の口(つまり言葉)、そして自分の手で誰に対しても平和と安全を与える人です。』(ブハリ)

イスラームは平和を教えているのなら、何故世界からテロはなくならないのか?

テロはイスラームの正しい教えとは全くかけ離れています。聖なる預言者ムハンマド(彼にアッラーの平安あれ)の生涯を覗いてみると、テロや世界平和を壊すような教えを広めた例は一つもありません。また聖クルアーンは世界平和を推進しています。残念ながら、自己利益を目的にイスラームの名を使って戦乱を起こそうとしている一部の人たちがいます。しかし、彼らは正しいイスラームとは無関係です。人間性の敵であり、またイスラームの敵であります。