日本アハマディア・ムスリム協会はダッカ襲撃事件で声明、テロ攻撃を非難

バングラデシュの首都ダッカで7月1日の夜、武装グループが飲食店を襲撃したテロ事件では、現場から20人の遺体が見つかり、日本人の男女7人の死亡が確認されました。また、日本人のほかにも、イタリア人9人、アメリカ人1人、インド人1人の死亡が確認されたということです。

日本アハマディア・ムスリム協会は犠牲者のご家族やバングラデシュ国民に深い哀悼の意を示し、日本国民と強く団結し、テロリスによるこの卑劣な行為を非難し、またお亡くなられた方々のご家族には心からお悔やみを申し上げます。

日本アハマディア・ムスリム協会本部長アニース・アハマド・ナデイームは、この事件について次のように述べました。

「今私たちは、祝福された月ラマダーンの日々を過ごしています。ラマダーンはムスリムにとって非常に大事な月であり、他人への施しの月でもあります。その施しの月にこのような残虐行為をする者は、イスラームとは遠くかけ離れ、まったく関係がありません。彼らの残虐行為から救われ、世界に紛争なき日が一日でも早く来るよう願います。」

また日本アハマディア・ムスリム協会のメンバー達に対して、この恵みある月ラマダーン、懇願が受け入れられる月でもあるラマダーンに、日本社会の平和また世界平和のために願いをするよう助言しました。

イスラームの観点から、テロはどのようなものであれ認められるものではありません。なぜならイスラームでは人の生命、尊厳、信仰、財産は不可侵のものであると教えているからです。テロはその中でも最も価値ある人の命を標的としています。聖クルアーンでは、「人を殺した者、地上で悪を働いたという理由もなく人を殺す者は、全人類を殺したのと同じである」と述べられています。

特別お祈り時間

日時:平成28年7月3日18:00 ~      場所: the Japan Mosque 【愛知県津島市】