ラマダーンを知ろう!(1)

ラマダーン月は、イスラーム暦における太陰暦の9番目の月です。ラマダーン月は1年で最良の月であり、アッラーはそれ以外の月にはない多くの徳によってそれを特別なものとされました。その徳のいくつかを、以下に挙げてみましょう:

 “ラマダーンの月こそは,人類の導きとして,また導きと(正邪の)識別の明証としてクルアーが下された月である。それであなたがたの中,この月(家に)いる者は,この月中,斎戒しなければならない。病気にかかっている者,または旅路にある者は,後の日に,同じ日数を(斎戒する)。アッラーはあなたがたに易きを求め,困難を求めない。これはあなたがたが定められた期間を全うして,導きに対し,アッラーを讃えるためで,恐らくあなたがたは感謝するであろう。“(聖クルアーン186節)

天国の扉が開く

親愛なる預言者ムハンマド(彼にアッラーの平安あれ)は仰いました。「ラマダーン月に入ると天国の扉が開かれ、地獄の扉は閉じられ、シャイターンはつながれる。」(アル・ブハーリー)

犯した罪を赦される

ラマダーン月の昼間をサウム(斎戒)し、その夜にサラート(礼拝)のために立つ者は、それ以前に犯した罪を赦されます。親愛なる預言者ムハンマド(彼にアッラーの平安あれ)はこう仰いました。「信仰心と、ご褒美ゆえの努力をもってラマダーン月をサウム(斎戒)する者は、それ以前に犯した罪を赦される。」(アル・ブハーリー)

二つの喜び

「サウムする者には、2つの喜びがある:それを解く時の喜びと、自分の主に拝謁する時の喜びである。」(アル・ブハーリー)